オセアニア大陸連盟
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おせあにあたいりくれんめい
1993年7月19日、シドニー(オーストラリア)で設立された国際ハンドボール界でもっとも新しい大陸連盟。中心のオーストラリアは74年創立、そのあとニュージーランド、サモア、バヌアツ、クック諸島がメンバーとなったが、オリンピックへ代表国を送る単独の権利はまだ与えられず、リオデジャネイロ大会予選からアジア(2015年10~11月に)に組み込まれることになった。世界選手権は99年の男子から1ヵ国の枠が配分されるようになったが、国際ハンドボール連盟は2014年5月、メンバーが6ヵ国に満たないとして準加盟扱いに降格したのを機に、その枠を返上させた。これより先、人事をめぐる内紛が発生、一時無活動状態となったが2011年4月21日に再発足。その体制も軌道に乗らず、14年10月23日会長にロベルト・ドコ(グアム)、事務総長にロク・ミッシェル・ジョン夫人(クック諸島)を選任し“再々発足”した。13年9月の国際ハンドボール連盟総会でパプアニューギニア、タヒチなど9地域が加わり、メンバーは16となった。07年5月、オーストラリア女子代表の監督に日本球界では実績のないオーストラリア在住の日本人・木下克彦氏が就任し話題となった。Oceania Handball Faderation、英文略称、略記はOHF。オセアニアは大洋州の意。
この連盟の発足前にオーストラリアを中心に85年からニューカレドニア、タヒチなどによる「オセアニア選手権」が開かれ、第1回(85年7月、タヒチ)には全日本学生選抜(男子)がゲスト参加した。