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オリンピック(付・日本のオリンピック選手名)


おりんぴっく(ふ・にほんのおりんぴっくせんしゅめい)

フランスの教育学者ピエール・ドクーペルタン(1863~1937)男爵が中心となって1896年4月アテネ(ギリシャ)で、古代オリンピック復活の旗印の下に始まった。「近代オリンピック」と呼ばれる。ハンドボールは1925年の国際オリンピック委員会総会で注目され、27年の同総会でジョン・ジョセフ・キーン委員(アイルランド)が正式にオリンピック競技とすることを提案。「選択型競技」としてオリンピックプログラムに加わった。36年のベルリン大会で男子11人制が初めて実施されたが、そのあと52年のヘルシンキ大会でデモンストレーションゲーム(男子11人制スウェーデン-デンマーク)が行なわれた以外、72年のミュンヘン大会での男子7人制まで36年間の空白となる。女子7人制は76年モントリオール大会で初実施。参加国数は男子のミュンヘンが16ヵ国のあと12ヵ国、女子はモントリオールから84年のロサンゼルス大会までが6ヵ国。ソウル大会(88年)からアトランタ大会(96年)までが8ヵ国、シドニー大会(00年)が10ヵ国、北京大会(08年)から男子と同数の12ヵ国になった。
日本の出場は男子が、ミュンヘンモントリオール、ロサンゼルス、ソウルの4回、モスクワ大会(80年)は出場権を得たが不参加、女子はモントリオールの1回だけ。

【日本のオリンピック選手】
◇男子・ミュンヘン=有永修二、近森克彦、早川清孝(故人)、本田洋、氷海正行、飯田誠行、木野実、中井武三、新実俊夫、野田清、佐々木健一、下里敏彦、コーチ/竹野奉昭(選手登録)。
 ・モントリオール=藤中憲二、蒲生晴明、花輪博、本田洋、穂積豊彦、菊池悟、木野実、松原光三、中井武三、佐々木健一、佐藤要二、柴田正章、監督/竹野奉昭、コーチ/東嘉伸。
 ・モスクワ(日本オリンピック委員会認定名簿者)=福井秀人、蒲生晴明、穂積豊彦、池之上孝司、井藤英忠、中本満明、大原真造、大畑孝広、斉藤幸司、斉藤将一郎、関健三、志賀良弘、津川昭、山本伸二。
 ・ロサンゼルス=蒲生晴明、池之上孝司、生駒靖夫、井藤英忠、松井幸嗣、中本満明、西山清、大畑孝広、佐々木伸男、関健三、志賀良弘、高村誠一、田口勝利、上村幸彦、山本伸二、監督/市原則之、コーチ/野田清。
 ・ソウル=藤井泉、橋本行弘、井藤英忠、宮下和広、荷川取義浩、西山清、奥田新治、首藤信一、立木浩二、田口隆、高村誠一、玉村健次、山本興道、山村敏之、矢内浩、監督/野田清、コーチ/佐藤要二、津川昭、塙敏。
◇女子・モントリオール~5位入賞~穂積美保子、加藤美紀子、河田栄子、紀野奈々美、小森久里子、古佐原ひろ子、久保徳子、藏田照美、松下仁美、島田夏枝、和田祥子、山下恵美子、監督/井薫