東京学生リーグ
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とうきょうがくせいりーぐ
関東学生リーグの前身。38年2月、日本ハンドボール協会設立とともに組織された「全日本学生ハンドボール(当時は送球)競技連盟」によって文理科大学、慶応義塾大学、明治大学、日本体育会体操学校、早稲田大学の5校が同年5月、初大会(春季リーグ)を開いた。そのあと法政大学の加盟を得て43年春季まで毎年、春秋のリーグ戦を展開、草創期の日本ハンドボール界を代表する活動を示した。発足当初、体操学校のほか、青山師範学校(東京)、埼玉師範学校などに参加の動きがあり「大学リーグ」とせず「学生リーグ」を呼称とした。46年復活時に「関東学生リーグ」と改称、この伝統を継いで現在に至っている。女子は組織されなかった。
なお、56年秋季に関東学生リーグを脱退した4大学が1シーズンだけ「東京学生リーグ」を名乗った。この動きは54年春季から55年春季までの「東京6大学リーグ」、57年春季から58年春季までの「東京5大学リーグ」の動きと無関係ではなく、事業、人事などをめぐる関東学生ハンドボール界の混迷を示すものであった。