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ツルチーナ


つるちーな

シナイダ・ツルチーナ。国際ハンドボール連盟が2000年春に選出した「20世紀世界最優秀女子選手」。13才から旧ソ連の強豪「スパルターク・キエフ」でハンドボールに親しみ、すぐに頭角を現し、彼女の成長と「キエフ」「ソ連女子代表」の躍進が軌を一にした。「キエフ」のヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝13回、「ソ連」のモントリオール、ソウルオリンピック金メダル、82、86年の世界選手権連覇はツルチーナの巧打、展開力、沈着なリーダーシップがなければ成らなかった。
夫のイゴール・ツルチン(故人)が、両チームの監督をつとめていたことも、彼女の球歴をいっそう華麗にする。ソウル・オリンピック後に引退、現在はウクライナハンドボール協会の会長。87年ソ連代表チームの一員として、01年ワールドゲームズ・ビーチ競技のウクライナ団長として来日している。旧姓ストーリチェンコ、46年キエフ生まれ。