全日本実業団選手権
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ぜんにほんじつぎょうだんせんしゅけん
「球界に実業団を」の声が高まったのは50年代後半。各地でチームが芽ばえ、60年12月、待望の第1回が開かれた。球史が重なるにつれ国内最上位-国際進出を目指す頂点競技力志向と、社会人愛好者型の2つの流れが著しくなり、前者のカラーを強めて73年から各地転戦のリーグ戦形式が採られ「日本ハンドボールリーグ」発足への引き金となった。2009年に第50回を迎えたが加盟チーム数の減少から新しい活動が急がれ、10年の第51回を最後に歴史の幕を閉じ「全日本社会人選手権」へ引き継がれた。
〈選手権優勝回数(60~2010)〉【男子】湧永薬品・湧永製薬16回、大崎電気15回、大同製鋼・大同特殊鋼15回、中村荷役3回、本田技研2回。【女子】大崎電気10回、大洋デパート9回、立石電機・オムロン8回、イズミ・広島メイプルレッズ7回、日本ビクター4回、愛知紡績3回、日立栃木2回、ジャスコ2回、北國銀行2回、レナウン東京、東京重機、田村紡績、ソニーセミコンダクタ九州・ソニーセミコンダクタ各1回。