愛知高等学校（愛知）

ハンドボールをとおして社会で役立つ人材育成

センバツで優勝、準優勝が各1回、3位も3回、インターハイも準優勝1回、3位2回、ベスト8が4回と、大舞台での実績とともに、愛知は卒業生の活躍に目を見張るものがある。

元日本代表監督の酒巻清治さん（トヨタ車体テクニカルディレクター）、HC名古屋ヘッドコーチの新井翔太さん、福岡大女子監督の伊藤寿浩さん、さらには浅野清隆さん（名経大市邨高）や寺脇将さん（愛知商高）、山田芳郎さん（宝神中）、伊藤誠祐さん（知多中）、星川晃一さん（汐路中）、神農京一さん（港南中）、山下翔太郎さん（有松中）と、各層に指導者を輩出。

今年1月の世界男子選手権に出場した加藤嵩士選手（大同特殊鋼）や、佐藤智仁選手（湧永製薬）、樋口睦、野田祐希、藤戸量介、岡山健太選手（豊田合成）、柳雄大選手（大崎電気）と日本リーグで活躍中の精鋭もズラリと並ぶ。

文武両道に徹して進学にも力を入れ、系列の愛知学院大や名城大、愛知大、中京大、南山大、岐阜聖徳大などの東海の私立大学に加え、愛教大、三重大など地元国公立大学に一般受験で進学する生徒も少なくない。関東の早大、明大、日大、東海大、立教大、青学大、桐蔭横浜大、関西の関学大、同大、関西大、立命大などでも卒業生が活躍している。こうした卒業生の飛躍は「社会に出て役立つ人間になること」「つねに上をめざすこと」をコンセプトに、「『集団』の中で力を発揮できる人間」への成長を促す川瀬秀一監督の指導によるところが大きい。奥村卓巳トレーナーによる基礎トレーニングも充実し、練習はすべて体育館と、取り巻く環境も抜群だ。

「競技実績にかかわらず、愛知高の伝統を引き継ぎ、自分を飛躍させたいという意気込み持った選手との出会いを楽しみにしています」と川瀬監督。指導者育成にも定評、実績のあるステージでの3年間は、とても有意義な時間となることだろう。

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