【Cグループ】スペインが首位で通過!
◆スペイン 27(14−14、13−12)26 モンテネグロ
C組1位通過をかけたゲームは大熱戦。激しい展開で集まった2000人の観客を熱狂させた。先行したスペインを追いかけるモンテネグロは、途中からゴールを守ったライチッチの好守で流れをつかみ、前半のうちに追いつくと、後半13分にはラディチェヴィッチの7mTで23−19とした。しかし、ここからOFが停滞。司令塔ライチェヴィッチがイージーミスを連発し、そこから失点と、スペインが息を吹き返すきっかけを与えてしまった。残り3分を切り23−26の3点差からヤウコヴィッチらで同点に追いつくも、終了間際、スペインのエース・カブラルが右腕を振り切って、劇的勝利を呼び込んだ。スペインが5戦全勝で1位、敗れたモンテネグロが2位(4勝1敗)でメインラインドへ。
◆セネガル 30(15−7、15−13)20 カザフスタン
これまで未勝利ながら善戦を続けていた初出場のセネガルが、同様に今大会初白星を狙うカザフスタンを相手に躍動。エース・カマラを中心に、ポスト・エンディアエ、右バック・ケイタ、右サイド・ダピナらがバランスよく得点していく。カザフスタンはOFでミスが多く、得点源のアビルダが独力でゴールに迫る以外、チャンスをほとんど作れず、無理なシュートはセネガルGKサコにシャットアウトされる悪循環。勝利したセネガルは観戦に訪れていた観衆を前に、喜びのダンスを披露し、大喝采を浴びた。
◆ルーマニア 28(10−16、18−11)27 ハンガリー
メインラウンドへの切符をかけた直接対決。開始から5連続得点で主導権を握ったハンガリーが前半だけで6点をリードする。このまま一方的な試合になるかと思いきや、後半、ルーマニアが7人攻撃で反撃に転じる。ポスト・ピンテア、右サイド・シェラフィチュアヌ、左サイド・ユガヌと確率の高いライン際の得点で猛追し、残り1分、27−27の同点に追いついた。メインラウンド進出のために勝点2が絶対条件のルーマニアは、直後の相手の攻撃を守ると、ラストプレーでプリスタヴィタがカットインで7mTを獲得。エース・ネアグがこの試合9本目となる7mTを決めて劇的勝利に導いた。この結果、スペイン、モンテネグロに続いてルーマニアがメインラインド行きとなった。