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チャンスはあったが勝ち切れず


◆スペイン 33(17-13、16-18)31 日本
日本個人得点
6点:大山、5点:角南(唯)・佐々木、4点:藤田、3点:田邉、2点:永田・河田、1点:角南(果)・勝連・多田・石立

 

準決勝進出の可能性は潰えましたが、ヨーロッパ勢相手に勝利すること自体にも大きな意味がある日本女子代表・おりひめジャパン。

 

1次リーグCグループを全勝で勝ち上がってきたスペインと対戦すると、前半中盤までは互角の戦いを演じます。しかし、24分13-13の場面でスペインがタイムアウトを取ったあと、守備の要・永田の退場もあり、守り切れずに4連続失点。13-17とリードを許して折り返すことに。

勝負どころで高確率に決めた藤田。きれいにパスカットして速攻に持ち込んだプレーも光った

勝負どころで高確率に決めた藤田。きれいにパスカットして速攻に持ち込んだプレーも光った

後半、日本はセンター石立、右バック大山という「スペインを驚かせるため」(キルケリー監督)の、今大会ではここまでなかった組み合わせでスタートし、9分からの3連取で21-21と追いつきます。

ここが勝負どころでしたが、以降、攻めては逆転や同点の場面で7mTを含めてシュートを決め切れなかったり、守っては相手のポストプレーを最後まで止められなかったと、大事な場面での勝負強さでスペインを上回ることができず、31-33で終戦。

今大会なかなかOFで自らの得点機を作れなかったが、この日はうまくスペースを見つけて自らが生きる形で攻撃参加ができていた角南(果)

今大会なかなかOFで自らの得点機を作れなかったが、この日はうまくスペースを見つけて自らが生きる形で攻撃参加ができていた角南(果)

 

今日対戦するルーマニアとは、お互いにメインラウンドで未勝利同士で、1勝をめぐる激しいバトルになりそうです。