おりひめジャパン・キルケリー監督が続投へ
日本女子代表・おりひめジャパンのウルリク・キルケリー監督の続投が決まりました。
本来、予定通りであれば今月終了するはずだった東京オリンピック後の、8月末で契約満了となっていたキルケリー監督。
すでに、母国・デンマークの強豪クラブ・オーデンセの監督に就任し、今季はそこで指揮をとることが決まっていました。
しかし、オリンピックが来年に延期されたことで状況が変わりました。現主力メンバーの信頼が厚いだけに、日本ハンドボール協会としては続投を望んでいましたが、「兼任」が簡単ではないことは、火を見るよりも明らか。
そのため、オーデンセ側との調整に時間がかかっていましたが、今日8月12日、日本協会から、オーデンセの監督と兼任しながら来年8月31日まで契約を延長することが発表されました。
以下は、日本協会発表のキルケリー監督、おりひめジャパンの原希美キャプテン(三重バイオレットアイリス)、おりひめジャパンでオーデンセでプレーする池原綾香のコメント(日本協会発表)です。
【ウルリク・キルケリー監督】
東京オリンピック延期の決定後、2021 年の東京オリンピックに向けて日本ハンドボール協会から私に女子日本代表の監督続投のお話をいただき、非常に幸せで光栄です。就任から4年が過ぎましたが、日本ハンドボール協会と女子日本代表チームの選手、スタッフは、東京オリンピックというゴールに向かい、私とともに懸命な努力を重ねてきました。様々な成果を収めてきた強化活動を今後も続けられることになり、精進する所存です。Odense Handballの協力により、それが実現することにも感謝しております。【原希美】
コロナウイルスの影響で東京五輪が延期になり、不安が多い中こうしてウルリック監督の続投が決まり大変嬉しい気持ちでいっぱいです。心から信頼している監督と共に東京五輪を目指せるということは、私たち選手にとってとても大きなモチベーションになります。1年後の東京五輪で最高の結果を残せるよう、この1年間を大切にしチームとしても個人としても成長できるよう頑張っていきたいと思います。【池原綾香】
これまでウルリック監督と東京オリンピックを一緒に目指してチーム作りや信頼関係を築いてきたので、ウルリック監督の延長契約が決まり、私自身も、そして日本女子代表選手にとっても凄く嬉しいニュースです。 Odense でもウルリック監督のもとでプレーや情報を共有でき、コミュニケーションも取りやすく、私としてはとてもやりやすい環境にいます。東京オリンピックに向けて、ウルリック監督指導のもと、自分自身に更なる磨きをかけ、チームとして最高の成績を残したいと思います。