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【JAPAN CUP 2021】日本男子はフランスに完敗


山梨県甲州市塩山総合体育館で、7月18日に行なわれたJAPAN CUP 2021・男子の日本男子代表・彗星ジャパンとフランス男子代表の一戦は、DF面に課題が多く、32(14-18、18-29)47と大差での敗戦に。

前半序盤、フランスの力強いOFに対応が遅れた日本は、メムらのロングシュートであっさりと上から失点する展開に。しかし、徐々に足が動くようになると、ロングで簡単にやられることは減ってきます。

 

OFでは慎重に狙い所を絞りながら、ボールを回す中でシュートチャンスを作ることに成功。とくにポスト笠原、吉田によくボールが入り、そこを警戒したフランスDFに対して徳田(新)らのカットインなども通用します。ただ、そこでシュートをGKジェラールに何度も弾き返されたことで、速攻からの失点が増え、前半は14-18とリードされて折り返します。

笠原が6点、吉田(写真)が3点とポストを使った攻撃はよく決まった

笠原が6点、吉田(写真)が3点とポストを使った攻撃はよく決まった(写真提供:JHA/Yukihito TAGUCHI)

 

後半は前半に出た課題を修正したかったところですが、守備で後手に回ります。フランスが徹底的にポストを使い、その対応に苦慮。これまでもヨーロッパ勢を相手にした際に苦しんできたポイントですが、この日はここに最後まで対応できませんでした。

東京オリンピック前の最後の試合ということで、Ap選手の徳田(廉)も含めて全選手を使うテストの要素が強い起用法になり、最後は点差も開きました。

しかし、OFではシュート精度、DFではポストを含めた2対2をいかに止めるかという課題は明白。この一戦をスプリングボードとして、初戦のデンマーク戦に思い切りぶつかりたいところです。

【日本得点者】笠原6点/渡部4点/部井久、元木、吉野、東江、水町、吉田3点/徳田(廉)2点/徳田(新)、土井1点

【フランス得点者】トゥルナ7点/ファブレガス、デカ、ポルト6点/リシャーソン5点/メム4点/ヌグッサン3点/ラガルド、N・カラバティッチ、アバロ2点/レミリ、マエ、ギグー、L・カラバティッチ1点