アジア男子ユースが閉幕。日本は4位で世界ユース切符獲得
8月20日に開幕した第9回アジア男子ユース選手権(バーレーン)が、8月31日に閉幕しました。
日本男子ユース代表(U−19)は、手ごわい中東勢が揃う1次リーグを見事に突破して、来年行なわれる世界男子ユース選手権(クロアチア)の出場権(アジアからの出場権は5)を手にしましたが、準決勝で韓国、3位決定戦でサウジアラビアに惜敗して4位で大会を終えました。
1次リーグB組に入った日本は、初戦で難敵クウェートと顔を合わせ、同点で迎えた後半に突き放して31−26で白星スタートを切ると、イラク、UAEを下して3連勝。勝てば準決勝進出が決まる大一番、カタール戦はチーム一体となったDFで主導権を握り、31−21と快勝を収めて1次リーグ突破を決めました。この時点で世界ユース出場権も獲得しました。
5日間で4試合を戦った疲労からか、1次リーグ最終戦となったサウジアラビア戦は攻守で精細を欠いて敗戦。B組2位で準決勝に進みました。
準決勝の相手は韓国。前の試合から日本は中1日でのゲームに対して、韓国は中3日で、さらに日本よりも消化試合が少ない(日本5試合、韓国4試合)など、コンディション面には大きな差がありました。
試合は序盤から韓国を追う展開になりましたが、日本は粘り強く守り、チャンスをうかがいます。最大5点ビハインドから1点差に詰め寄るシーンも作りましたが、21−23と惜しくも届かず3大会連続の決勝進出を逃しました。
大会最終日(8月31日)に行なわれた3位決定戦では、サウジアラビアとの再戦に。1次リーグで敗れた借りを返そうと戦った日本は、後半10分21−16と5点リードを奪いましたが、ここから相手の7人攻撃を守れず次々に失点。25−26と逆転負けを喫しました。
メダルこそ逃したものの、上位5ヵ国に与えられる世界男子ユース選手権の出場権を確保し、最低限の目標を達成したと言えるでしょう。
決勝では韓国がイランを26−22で下して3大会ぶり3回目の優勝を飾りました。
また、オールスターチーム(ベスト7)に、右バックの古川が選ばれました。
今大会の詳報は、『スポーツイベント・ハンドボール2022年10月号』(9月20日発売)でお伝えする予定です。
【アジア男子ユース選手権最終順位】
優勝:韓国
2位:イラン
3位:サウジアラビア
4位:日本
5位:バーレーン
−−−以上が世界ユース出場権獲得−−−
6位:クウェート
7位:カタール
8位:ウズベキスタン
9位:イラク
10位:インド
11位:UAE