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男子ユース代表が過去最高成績に挑戦!


第10回世界男子ユース選手権が8月2日から13日にかけて、クロアチアで開催されます。

この大会に出場する男子ユース代表(U-19)は、昨年のアジア男子ユース選手権で4位に入り、世界行きの切符を手にしました。

世界ユースに臨む男子ユース代表

世界ユースに臨む男子ユース代表

 

アジアユースから引き続き指揮をとる芳村優太監督は、アジア選手権後、すぐに新戦力発掘に着手。とくにゲームを作れるセンター不在はアジアユースで出た課題の1つで、それを解消するために竹下颯斗(大体大)、栃尾佑(明大)ら国内で結果を残してきたゲームメイカーを招集しました。また、対世界を意識して長身で、ハードコンタクトができる選手も探し、向谷内海都(明大)、シモンズ・トリニティ・サムス(博多高)らを新たに合宿に呼びました。

集まるのが難しい期間はオンライン合宿でチーム戦術を浸透させました。食事やフィジカル強化の意識づけを継続的に行なってきたこともあり、昨年のアジアユースから体重は平均で5kgほどアップ。中には12kgも増量した選手もいました。

対面の強化合宿を行なうようになってからは、6月に日本男子代表、7月にジークスター東京、早大と上のカテゴリーのチームの胸を借りて腕を磨きました。「戦えた部分もあって自信がついた」とキャプテンを務める小坂井瞭(筑波大)は手応えを口にします。

フィジカルの強さを活かしてポストで身体を張るシモンズ

フィジカルの強さを活かしてポストで身体を張るシモンズ

 

男子ユース代表はスロベニアで最終調整をし、8月2日の初戦に臨みます。

今大会の1次リーグは4チームずつに分かれて行なわれます。先日の世界男子ジュニア選手権同様、上位2チームがメインラウンドに進めるレギュレーションのため、次のラウンドに進むために勝ち星を2つ取りたいところ。

対戦相手はエジプト、アイスランド、チェコと厳しいグループに入りましたが、チームは大事な初戦に集中しています。選手たちは、チームミーティング以外でも「映像をみんなで見ながらこの選手はこういう特徴があるといったことを話している」(小坂井)と、積極的にコミュニケーションを取りながら自分たちでもエジプト対策を考えています。

芳村監督は日本リーグ・大同特殊鋼でアナリストを務めるだけに、その分析力を活かしてアフリカ王者との対戦に向けた準備を着々と進めており、それをコート上で発揮できれば、白星発進が近づいてくるでしょう。そこで勢いに乗って目標の「過去最高の8位(2017年の第7回大会)を超えてベスト4入り」(芳村監督)をめざします。

世界ユースに出場するメンバーは以下の通りです。

 

〈選手〉
※名前、所属、身長、ポジション、利き腕の順

No.2 古川 吉平
国士大2年/188cm/BP/左

No.5 小坂井 瞭
筑波大1年/187cm/BP/右

No.8 中沖 仁希太
日体大1年/195cm/PV/右

No.9 堀 洸志郎
大体大1年/181cm/BP/右

No.11 鎌倉 悠真
国士大1年/187cm/BP/右

No.12 薦田 諒
筑波大1年/186cm/GK/右

No.15 長谷川 惣唯
中大1年/173cm/RW/左

No.17 藤川 淳
中大1年/190cm/BP/右

No.28 野津山 翔
大同特殊鋼/187cm/GK/左

No.29 橘 光太郎
大体大1年/184cm/LW/右

No.30 米田 昇平
名城大1年/183cm/GK/右

No.31 松岡 凌汰
名城大1年/180cm/RW/左

No.32 酒井 優希
大同大1年/181cm/BP/左

No.33 南城 魁星
富岡高2年/194cm/LW、BP/右

No.34 竹下 颯斗
大体大1年/165cm/BP/右

No.35 向谷内 海都
明大1年/187cm/PV/右

No.37 栃尾 佑
明大1年/180cm/BP/右

No.38 シモンズ・トリニティ・サムス
博多高3年/186cm/PV/右

〈スタッフ〉
チームリーダー:岩本 明
監督:芳村 優太
コーチ:木村 雅俊
GKコーチ:熱田 翔
トレーナー:奥村 卓巳
分析:川村 陸哉
ドクター:村上 浩平

 

【日本の試合日程】

・1次リーグ
8月2日(水)13:30〜(20:30〜) 対エジプト
8月3日(木)15:30〜(22:30〜) 対アイスランド
8月5日(土)13:30〜(20:30〜) 対チェコ
※時間は現地時間。カッコ内は日本時間