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【彗星ジャパン】日韓戦を制して決勝へ〈パリ・オリンピックアジア男子予選〉


日本男子代表・彗星ジャパン、ついに決勝へ―。

パリ・オリンピック出場権をかけてアジア男子予選を戦っている彗星ジャパンは、1次リーグを全勝で突破して韓国との準決勝に進出。現地時間10月26日の20時(日本時間27日2時)から、日韓戦に臨みました。

前の試合で、本命と思われていた開催国のカタールをバーレーンが劇的な展開で破った、その余韻が会場に残る中、試合に入った日本は、この大会初めて出だしから部井久アダム勇樹をトップに置いた5:1DFでスタートします。

トップDFだけでなく、OFでもシュートチャンスで確実に決めた部井久(©JHA/Yukihito Taguchi)

トップDFだけでなく、OFでもシュートチャンスで確実に決めた部井久(©JHA/Yukihito Taguchi)

 

この試合もセンターに入った安平光佑が、緊張からか、珍しくボールが手につかないようなようすや、DFに近づきすぎるような場面が散見されますが、ダグル・シグルドソン監督が早めにキャプテン東江雄斗にセンターを切り替えると、これが功を奏します。

ボール回しが落ち着き、それに伴ってDFも安定してくると、持ち前の速攻で徳田新之介らが得点し、前半22分からは5連取して15-9で前半を終えます。

後半も、韓国が攻め手に乏しいことも幸いし、日本が終始優位に試合を展開。後半途中からはベンチメンバーに切り替えて戦える余裕の試合運びで34-23と、思わぬ大差で勝利しました。

前半途中で投入されるとチームに落ち着きをもたらしたキャプテンの東江雄斗(©JHA/Yukihito Taguchi)

前半途中で投入されるとチームに落ち着きをもたらしたキャプテンの東江雄斗(©JHA/Yukihito Taguchi)

 

決勝の相手は前述のようにバーレーン。

1次リーグでは勝利しているものの、バーレーンはエースの99番、フサイン・アルサヤードを欠いた状態でした。彼もケガを抱えての戦いだと言われていますが、その攻撃力、カリスマ性は健在です。カタール戦では前半中盤にアルサヤードが失格となったにもかかわらず白星をつかんだことで、チームの士気は大きく上がっていることでしょう。

日本はアルサヤードや、1次リーグでも苦しめられた95番のナセル・モハメドら、突破力、シュート力がある選手をいかに抑えて速攻につなげいくか、また、21番の巨漢GKモハメド・フサインをしっかり攻略できるかがカギになります。

うまくいかない時間帯があっても、焦れずに試合を運び、最後に1点でも上回っていればオリンピック出場決定です。ダグル・シグルドソン監督体制の集大成とも言える戦い。彗星ジャパンがどんな試合を見せてくれるか期待を込めて見守りましょう。

決勝進出を決めた沸き立つ彗星ジャパンセブン(©JHA/Yukihito Taguchi)

決勝進出を決めた沸き立つ彗星ジャパンセブン(©JHA/Yukihito Taguchi)

 

決勝は28日の17時(日本時間23時)から。YouTubeなどでライブ放送がありますので、詳細は日本協会HPからご確認ください。

 

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