【彗星ジャパン】新体制での活動がスタート! 指揮官は急きょ来日
今夏のパリ・オリンピック出場を決めている日本男子代表・彗星ジャパンが、2024年度第1回強化合宿を5月6日から東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで実施し、5月10日に練習を公開しました。
今回の合宿には国内外でプレーする24選手が参加(メンバーはこちら)。一部の選手は別メニューとなりましたが、練習では激しい攻防が見られました。新指揮官に就任したカルロス・オルテガ監督は、スペインのトップクラブ・バルセロナの監督を兼任している関係で、当初はこの合宿には不参加となっていましたが、急きょ来日することが決まり、この日の午後からチームに合流しました。
前体制でキャプテンを務めた東江雄斗(ジークスター東京)は、「オリンピックの重み、というよりも楽しみという気持ちの方が強い。小さなころからの夢であり、目標だった。2大会連続で出られるチャンスが目の前にあるので、しっかりとつかみ取りたい」と大一番を心待ちにしているようすでした。
唯一の初招集となった中田航太(トヨタ紡織九州レッドトルネードSAGA)は「年代別代表に一度も選ばれていないので、すごく刺激になっている。オリンピックはテレビでよく見ていた夢の舞台。前回の東京大会(21年)にはボランティアで参加していた。その舞台に立てるかもしれない。可能性はわずかかもしれないが、このチャンスをしっかりとものにできるようにがんばりたい」と気合い充分に豊富を語りました。
練習後にはオルテガ監督が会場に到着し、そのまま記者会見を行ないました。
「(前回指揮した2017年から)5人ほど選手が残っている。彼らとともに新しい選手たちにも会えるのが楽しみ」と、久しぶりの来日を喜んだオルテガ監督。
「監督としてオリンピックに出られるのは非常に名誉なこと。日本で仕事をした経験があって、日本にはいい思い出がある。短い期間でも日本人とうまくシンクロできると思っている」とオファーを受けた理由を口にし、「選手、スタッフとコミュニケーションを取ることが今回のメイン。(オリンピックまで)時間がないのはわかっている。だから新しいことを多く導入するつもりはない。OFなどは選手たちがやりやすいプレーを尊重しつつ、ピンセットで魚の骨を抜くように、少しずつ変えていくようなやり方になる」と、短期間でのチーム作りについて話しました。
今回の合宿は12日まで行なわれます。6月に再度集まり、そのまま7月1、3日に予定されているフェロー諸島との親善試合に臨む予定です。
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