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オムロンの新監督にOGでオリンピック金メダリストの洪廷昊氏


9月に開幕する日本リーグ(JHL)の2024-25シーズンから、チーム名を「熊本ビューストピンディーズ」へと改め、企業チームから地域クラブチームへと移行するオムロン。

6年間指揮をとった水野裕紀監督が今季終了後に退任し、後任に注目が集まっていましたが、チームOGで、韓国代表としてバルセロナ・オリンピック金メダルなどの輝かしい実績を持つ洪廷昊(ホン・ジョンホ)氏が新監督(ヘッドコーチ)に就任することが6月17日に発表されました。

新生オムロンのヘッドコーチに就任した洪廷昊氏(チーム提供写真)

新生オムロンのヘッドコーチに就任した洪廷昊氏(チーム提供写真)

 

仁川女子高(韓国)時代から韓国代表に選出され、オリンピックで金(バルセロナ)、銀(アトランタ)、銅(北京)のすべてのメダルを獲得し、世界選手権でも優勝。1996年から98年までイズミ(当時。現・イズミメイプルレッズ)でプレーしたあと、ノルウェーのベッケラゲで国内リーグやカップ・ウィナーズ・カップ(現・ヨーロピアンリーグ)優勝、デンマークのスラエルセで国内リーグ、EHFカップ(カップ・ウィナーズ・カップと統合され、現在はヨーロピアンリーグ)優勝といった華々しい結果を残しました。

03年からは日本に戻り、オムロンに入団。肩のケガもあり、全盛期のシュート力は影を潜めたと言われましたが、要所での巧打と勝負どころを押さえたパスは健在で、常勝チームへの階段を駆け上がるオムロンの大きな戦力となりました。

常勝オムロンに欠かせない技巧派サウスポーだった

常勝オムロンに欠かせない技巧派サウスポーだった

 

オムロンでプレーした最後の1年、09-10シーズンはヘッドコーチを兼任。10年に韓国に帰国し、翌年に選手を引退したあとも、J-STAR(ジャパン・ライジング・スター)プロジェクトにコーチとして参加するなど、韓国のみならず、日本球界の発展にも貢献してきました。

JHLの舞台に戻ってくるのは14年ぶり。

「現役時代以来14年ぶりに、熊本(山鹿)に戻ることとなり、故郷へ帰ってきた気分。今は不安と期待が入り混じっている状態だが、選手・スタッフといっしょに乗り越え、優勝という結果でファンのみなさまにハンドボールの楽しさや達成感を感じてもらいたい」とチームを通じてコメントを発表した洪ヘッドコーチ。

チームのあり方も含めて、これから大きく変化するオムロン(熊本ビューストピンディーズ)をどのように率いていくのか、その手腕に注目です。

 

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