20年ぶりにアジア選手権を制したおりひめジャパンが帰国
インドで12月3~10日まで開催されていた第20回アジア女子 選手権で、宿敵・韓国との決勝まで進んだ日本女子代表・おりひめジャパン。
準決勝進出時点で来年12月の第27回世界女子選手権(ドイツ、オランダ共催)への出場権を得ていましたが、「今回こそはアジア王者に」(田中俊行監督)という思いを胸に大会に挑み、前半9-12とリードされる展開から後半に逆転し、25-24で見事2度目の優勝を勝ち取りました。
そして、2004年の第10回大会以来、20年ぶりとなるアジア女子選手権優勝を果たしたおりひめジャパンが、今日、12月12日早朝に帰国、東京・羽田空港に降り立ちました。
今大会キャプテンを務めた相澤菜月(チューリンガー/ドイツ)は「代表初招集の選手も多かったので、コート上でも日常生活でもたくさんのコミュニケーションを取ってプレーしやすい環境を作ろうと意識してきた。短い準備時間でこのような結果を出すことができてうれしく思う。20年ぶりの優勝ということで、歴史に名を残すことができてうれしい。たくさんの応援ありがとうございました」と笑顔で大会を振り返った。
また、相澤同様にドイツでプレーし、攻守の要となった佐々木春乃(ドルトムント)、韓国との決勝戦で両 チーム最多の7 得点とエースの責任を果たした中山佳穂(ツヴィッカウ)も次のようにコメント。
「メンバーが代わった中で、自分たちはつねに挑戦者という気持ちで戦えた。(韓国戦は)楽しみながら、コミュニケーションもしっかりと取り、DF が機能して自分たちの流れにすることができた。優勝できてメチャクチャうれしい。みんながそれぞれ(自分の)仕事をした。みんなを誇りに思う」(佐々木)
「応援ありがとうございました! 優勝できてうれしく思う。ロサンゼルス・オリンピック出場に向けて、いいスタートが切れたと思う。今後とも応援よろしくお願いします!」(中山)
20年ぶりにアジアの頂点に立ったおりひめジャパンですが、田中監督体制はあくまで暫定的なもの。3年後のロス・オリンピックアジア予選で勝利するための新体制はいまだ決まっておらず、この成果をしっかりとつなげていくためにも、早急に新体制をスタートさせたいところです。
取材協力:JHA(日本ハンドボール協会)