ヨーロッパ女子選手権はノルウェーが10度目の戴冠で幕
11月28日に開幕し、12月15日に閉幕した第16回ヨーロッパ女子選手権(通称EURO)は、オーストリア、スイス、ハンガリーの3ヵ国共催で開かれ、ノルウェーが3大会連続10回目の優勝を飾りました。
ノルウェー 31(13-12、18-11)23 デンマーク
ノルウェーの10回目という優勝は他国を大きく引き離す圧倒的な成績(2位は3回のデンマーク)。
また、ノルウェーは今大会を最後に、2009年から15年にわたってチームを率いてオリンピックで2つ、世界選手権で3つ、EUROで6つの金メダルを獲得したトゥーリー・ヘルゲイルソン監督が勇退することが決まっており、それに花を添える結果にもなりました。
昨季のチャンピオンズリーグMVPのスティーネ・オフテダルが引退、オリンピック、世界選手権、EUROの3大会すべてで得点王を獲得しているノラ・モルクが産休など、長年主力だった選手を欠きながらも、その影響を感じさせないほどの力で大会を制しました。
MVPには、決勝で敗れたものの大会を通して好セーブを連発したデンマークのGKアンナ・クリステンセンが選ばれました。
オールスターチームは以下の通り。
ベストGK&MVP:アンナ・クリステンセン
ベストLW:エンマ・フリス(デンマーク)
ベストLB:ターシャ・スタンコ(スロベニア)
ベストCB:ヘニー・レイスタ(ノルウェー)
ベストRB&得点王(60点):カトリン・クルイベル(ハンガリー)
ベストRW:ヴィクトリア・ルカーチ(ハンガリー)
ベストPV:タチアナ・ブルノヴィッチ(モンテネグロ)
ベストディフェンダー:パウレッタ・フォッパ(フランス)
ベストヤングプレーヤー:ペトラ・シモン(ハンガリー)
また、大会の最終順位は以下の通り。
1:ノルウェー
2:デンマーク
3:ハンガリー
※3位までは来年の世界選手権出場権を獲得
4:フランス
5:スウェーデン
6:オランダ
7:ドイツ
8:モンテネグロ
9:ポーランド
10:スロベニア
11:ルーマニア
12:スイス
13:スペイン
14:オーストリア
15:チェコ
16:アイスランド
17:フェロー諸島
18:北マケドニア
19:クロアチア
20:トルコ
21:セルビア
22:ポルトガル
23:ウクライナ
24:スロバキア