岩手国体出場チーム出揃う 愛知、大阪などが4種別に出場
岩手県が舞台となる第71回国民体育大会。ハンドボール競技は成年男女、少年男女の4種別が行なわれ、各種別に出場するチームが28日までに決定しました。
今回は成年女子と少年男子が19チーム、成年男子と少年女子が16チーム出場できます。
少年男子は、春夏連覇の岩国工高(山口)中心の山口が、岡山に敗れましたが、そのほかにきっちり勝利し、中国ブロックを2位で本戦出場を決めました。九州では、春夏準優勝の大分高(大分)が軸の大分が、初戦で福岡に1点差で敗れ、岩手行きを逃す結果に。九州からは沖縄、福岡、長崎が代表の切符をつかみました。福井は富山に1点差で勝利し、北信越代表の座を手にしました。そのほか茨城、埼玉、愛知、大阪などが出場を決めています。
ここまでセンバツ、インターハイを制し2冠の水海道二高(茨城)の茨城は順当に関東ブロックを突破。関東からは茨城のほかに神奈川、そして前回女王・東京が出場します。北信越では富山、石川との接戦をものにした福井が本戦へ。この夏のインターハイで初出場ながら一気に準優勝まで駆け上がった明光学園高(福岡)擁する福岡は、苦戦を強いられました。九州予選準決勝の熊本戦では延長戦でなんとか1点差で振り切りましたが、決勝では大分には差をつけられ準優勝。それでも岩手行きを決めています。
成年は、日本リーグチームが出場している埼玉(大崎電気)、愛知(トヨタ車体)、宮城(トヨタ自動車東日本)などが順当に突破しました。北信越では、昨年出場を逃した北陸電力の福井(男子)が富山にリベンジを果たしました。
女子の九州では、鹿児島(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)が熊本(オムロン)に競り勝ち1位通過。
大熱戦となったのは、東海女子。三重バイオレットアイリスの三重、飛騨高山ブラックブルズ岐阜の岐阜、HC名古屋の愛知と日本リーグ3チームが2枠を争いました。結果は三重が3戦全勝で出場権獲得。愛知と岐阜は引き分けに終わり、ともに1勝1分1敗で並びましたが、総得失点差で愛知が岐阜を上回り、最後の1枠に滑り込みました。
4種別すべてに出場するには、開催地に岩手、北海道のほかに愛知、大阪、香川となりました。
各種別の出場チームは以下のとおりです。
【少年男子出場チーム】
北海道:北海道
東北:宮城、福島
関東:茨城、神奈川、埼玉、山梨
北信越:福井
東海:愛知、岐阜
近畿:大阪、京都
中国:岡山、山口
四国:香川
九州:沖縄、福岡、長崎
開催地:岩手
【少年女子出場チーム】
北海道:北海道
東北:福島、宮城
関東:神奈川、茨城、東京
北信越:福井
東海:愛知、三重
近畿:京都、大阪
中国:山口
四国:香川
九州:大分、福岡
開催地:岩手
【成年男子出場チーム】
北海道:北海道
東北:宮城、福島
関東:埼玉、千葉、東京
北信越:福井
東海:愛知、岐阜
近畿:和歌山、大阪
中国:広島
四国:香川
九州:佐賀、大分
開催地:岩手
【成年女子出場チーム】
北海道:北海道
東北:福島、秋田
関東:東京、茨城、千葉
北信越:石川、富山
東海:三重、愛知
近畿:京都、大阪
中国:広島、岡山
四国:香川
九州:鹿児島、熊本、沖縄
開催地:岩手
なお、国体の組み合わせ抽選は9月4日に行なわれる予定です。
競技は10月6日から10日の5日間で開催されます。