日本協会「代々木は不動」の姿勢示す
2020年東京オリンピックの会場見直しで、バレーボールがハンドボール会場に決まっている国立代々木競技場を活用する案が浮上、玉突き状態でハンドボールの会場移転が検討されている、と報道されたのが11月27日のこと。
この報道に対し、日本ハンドボール協会は、28日午後4時半から、岸記念体育会館(東京都渋谷区)で緊急記者発表を行ないました。
翌29日には、トップ級協議で会場計画の結論が出されるとあって、記者発表会場には多くのメディアが参集し、関心の高さをうかがわせました。
この席上、日本ハンドボール協会(渡辺佳英会長=写真中央、多田博副会長=写真右、蒲生晴明副会長兼専務理事=写真左が出席)は、ハンドボールは代々木開催で招致、承認され、IOC(国際オリンピック委員会)、IHF(国際ハンドボール連盟)など世界から賛同を得たうえで、粛々と開催準備を進めており、代々木での開催を確信していることを強調。
また、現時点で、東京都や大会組織委員会から、会場の変更の可能性などについて、いっさいの連絡を受けていないことを明らかにしました。
バレーボールの代々木開催が「どこから出たのか?」という驚きが先に立ち、IHFなどからの問い合わせもない状況とのことでしたが、日本ハンドボール協会としては、登録者や愛好者の不安を打ち消し、「予定どおり代々木で開催。このまま準備をしていく」という強い意志を示す場となりました。
明日(29日)、トップ級協議での結論が注目されます。