【vol.1】東京オリンピック開催決定!
すでに入場料金案も
入場料金(ドル建て)も「立候補ファイル」に明示されている。
それによると開・閉会式を除く各競技の最高席は341ドル(約3万3800円、1ドル99円で換算)、最も安い席は11ドル(約1100円、同)とされ、最高席の料金は競技の〝人気度〟により今後、この額を上限に決められる。
ハンドボールはどのような評価になるか。最高席の料金が57ドル(約5650円、同)のランクに抑えられる場合もある。
ロンドン・オリンピックのハンドボール入場料金は各試合とも4段階で、決勝戦は邦貨換算約1万6000円(125ポンド、1ポンド126円=大会当時)を最高に11900円、8200円、5700円。このほかも最高席、A、B、C席に分かれ1次リーグ(2試合分)は6300円〜2500円、準々決勝と準決勝は各試合9400円〜2500円、3位決定戦は14500円〜4400円だった。
東京も4段階ぐらいに分けられる可能性が強い。1次リーグは16才以下と60才以上の特別料金も設けられよう。発売(方法未定)は早くても2017年秋とみられる。
最近のオリンピック4大会でのハンドボールの入場者延べ数は
シドニー 19万7964人
アテネ 15万0990人
北京 22万7956人
〜IOC資料〜
ロンドン 26万7414人
〜非公式・本誌集計〜
となっている。
東京で推定される45万4860枚の入場券総数の59%がさばかれるとロンドン・オリンピックの数字を上回るが、同大会は多くの試合が5000人収容の「カッパー・ボックス」で行なわれ、1万人以上を望める「BBアリーナ」の使用は最後の5日間だけだった。
東京でどのような実績が示されるか。ハンドボールが2028年以降の大会で継続されるかの資料ともなる(24年大会の実施は確定)。
現代のオリンピックは、競技力だけが問われるのではないのである──。