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【おりひめジャパン】ノルウェー戦の監督・選手コメント


8月2日に行なわれた日本対ノルウェー戦の日本代表のコメントです。試合のレビューはこちらから。

 

◆ウルリク・キルケリー監督

まず、ノルウェーの勝利おめでとうございます。今回のオリンピックで1番を争うようなチームであり、大変ふさわしい勝利だったと思います。今日、日本ができたことについてはおおむね満足しています。選手たちはハードワークをして決まりごとを守ってプレーしてくれました。難しい面もたくさんありましたが、いいハンドボールができるということは見せられたと思います。

これがこのチームでの最後の試合となりました。これまで5年間いっしょにがんばってきました。スタッフとこれまで努力をしてくれた選手全員に感謝の言葉を述べたいと思います。オリンピックのような大きな大会で接戦を演じることで必ず経験を得ることができます。1次リーグでモンテネグロに勝てたことは本当に幸せです。勝利した時だけではなく、今日のような厳しい試合からも学ぶことがたくさんあります。

今後の日本代表は選手も指導者も入れ替わりますが、ハンドボールは永遠に続きます。日本代表チームはこれから新たな未来に向かっていくと思いますが、健闘を祈っております。

今日の試合は、5年間がんばってきたことがこれで終わるかもしれないとわかっていたので、始まる前から感情的になっている面はありました。試合前にいつも集中する方法をチームで作ってきましたが、試合のいろいろな局面で、ノルウェーにどのようにプレッシャーをかけていくか。世界トップのプロ選手とチームに対してプレーすることは非常に難しいことです。今日の試合の焦点は、ゲームストップ(DFでフリースローを取って相手の攻撃を止めること)を多くして、身体をたくさん使いながら、できるだけ試合に食らいついていくことでした。もちろん可能性があれば勝ちにいく姿勢でしたが、このような大きな大会ではノルウェーは非常に強いチームです。

2019年末に熊本で世界選手権がありましたが、それ以前は現在とは違い、準備がたくさんできる環境でした。16年からの最初の3年間に関してはパフォーマンスの成長、とくにフィジカル面での成長があったと思います。そして19年の熊本での世界選手権では、10位という結果を手にしました。ヨーロッパの強豪国に対しても勝つことができると、お見せすることができ、成功だったと言えるでしょう。

それからこの新型コロナウイルスのパンデミックになり、世界中、とくにスポーツ界は大きな影響を受けました。そういうわけで、19年の世界選手権のあと、じつはこのオリンピックの数日前までは国際試合がずっとできない状態が続きました。ですので、(熊本世界選手権からの)この1年半の間はハンドボールのスキル面の成長は非常に苦労しました。しかし、選手たちはここまでさまざまな経験を積んできましたので、とくにモンテネグロ戦のような試合の中では世界トップの選手に対してもしっかりプレーできることを見せられ、監督としては非常に誇りに思い、幸せです。

これから日本が将来に進むべき部分はたくさんあると思いますが、将来できれば多くの選手がヨーロッパに行ってもっと成長してほしいと思います。日本の代表がこれから成長するために、次のステージに進むためには、ヨーロッパの選手とたくさん試合をすることが大事になります。次の世代もおもしろい選手がたくさんいるようですし、明るい未来が待っていると思います。

本当に心の底から日本のハンドボール界の健闘を期待します。

 

◆角南唯

結果は負けてしまいましたが、60分間、おりひめらしい戦いができたと思います。個人的には60分間、自分らしさを忘れずにプレーできました。

いつも温かい応援ありがとうございました。みなさんの応援が本当に力になり私たちは全力でプレーできました。

 

◆塩田沙代

今日のノルウェー戦は、決勝トーナメント進出をかけた試合でした。相手が強いことはわかっていましたが、自分たちのやるべきこと、自分たちのハンドボールにしっかり集中して、勝ちにいくために全員で準備して試合に臨みました。自分たちのやりたいプレーができる時間帯もたくさんありました。しかし、最後は相手の強さに押される展開となってしまい、勝つことができずに、私たち日本代表の東京オリンピックでの試合は最後となってしまいました。

本当に悔しい気持ちもたくさんありますが、ここまでたくさんの方に支えていただき、このチームでみんなで戦えたことが本当に幸せです。いろんな方に応援していただいたからこそ、自分たちはプレーすることができたし、そういう方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

今までキルケリー監督のもとで5年間やってきて、私たちは世界を相手になかなか勝つことができなかったり、身体の大きさやフィジカル面で劣る部分がありました。しかし、スローガンとして「Brave Heart」を掲げて、強い気持ちを持って、強い心で相手に挑んでいくことで、チーム力で打開できることを学んでいきましたし、経験することができました。今大会でもそういう部分を発揮できた時には、本当に強い日本のプレーを見せることができたと思います。

また、プレー面では、(OFは)身体の小ささを活かしてスピードで大きい相手の下に潜り込むなど、その部分で強さを発揮できた時は(相手DFを)突破することができたと思います。DFでは、機動力や連動を発揮できた時は、相手にすごくプレッシャーをかけることができたと思います。そういったいいところをもっともっと伸ばして、最後の勝負所で決め切るところ、守り切るところといった細かい部分を修正していけば、チャンスは広がると思います。私たちが感じていることを次につなげていきたいと思います。

 

◆横嶋彩

ケガをしてしまった選手や、ここに来られなかった仲間たちの想いも全部コートの中で出し切り、最後まで全員で気持ちを切らさずに戦い抜くことができました。 結果は残念でしたが、自分らしくプレーでき、最後まで諦めず戦い切ったので悔いはありません。

夜遅くまで応援してくださりありがとうございました。 初めてハンドボールを見てくださった方、いつも応援してくださるみなさま、ハンドボール経験者の方、みなさまでハンドボールのおもしろさをもっと広めていけたらなと思います。 応援本当にありがとうございました!!!!!

 

◆堀川真奈

今日は強い相手とわかっていましたが、みんなで勝ちにいっていたし、気持ちが入って1つになっているのを感じました。負けたことは本当に悔しく、決勝トーナメントに進みたかったです。オリンピックの舞台に立たせてもらったことには本当に感謝しています。

たくさんの応援ありがとうございました。少しでも、勇気や感動をみなさんに届けられていたらうれしいです。本当にありがとうございました。

 

◆板野陽

目標としていた結果には届きませんでしたが、60分間世界トップクラスのチーム相手に全員でハードワークして戦えたことがよかったと思います。チームとしてやり切ったという清々しい気持ちです。個人的には2番手という役割の中でまだまだ通用しない部分はたくさんありましたが、アンテック(アントニ・パレツキ)GKコーチに指導してもらったことを信じてやってきて、前回の世界大会よりも少し仕事を果たせたと思います。

今大会たくさんのご支援、ご声援ありがとうございました。目標としていた結果には届きませんでしたが、みなさん1人ひとりの応援のおかげでおりひめJAPANは最後まで戦い抜くことができました。5年間ありがとうございました!

 

◆田邉夕貴

もちろん決勝トーナメントにはいきたかったですが、世界トップのチームを相手に『Brave Heart』 で戦えたことはよかったと思います。

オリンピックを通して、朝早くから夜遅くまでの試合でしたが、画面越しからいっしょに戦ってくださり本当にありがとうございました。個人的にもチームとしても結果が出せなかったのはすごく悔しいですが、この戦いが次のオリンピックにつながるものだと信じています。ありがとうございました。

 

◆池原綾香

前半序盤は足が動いていて、ノルウェー相手に積極的にゲームストップ(DFでフリースローを取って相手の攻撃を止めること)を取ることができ、OFもパス回しの速い展開で相手を揺さぶりながら得点を取れたのはよかったです。しかし、後半の出だしでミスが連続してしまい、得点を重ねられて最終的には点差を広げられてしまい追いつけませんでした。悔しいです。もっとこの仲間と1つでも上にいきたかったです。最高の、喜ぶ瞬間をもっと共有したかったと思っています。

みなさんから、本当にたくさんの応援メッセージ、エールをいただいて私たちはたくさんパワーをもらっていました! 本当に本当に感謝でしかありません。おりひめジャパン、そして私たちを最後まで応援してくださったファンのみなさん、最高でした! ありがとうございました!

 

◆原希美

5年間のすべてを出し切ろうと臨んだノルウェー戦でしたが、勝利することができず、1次リーグで私たちのオリンピックが終わりました。このノルウェー戦は前半から日本の粘り強いDFでノルウェーに食らいつき、自分たちのやってきたハンドボールを60分間貫くことができたと思います。このオリンピックで私たちがキルケリー監督とともにやってきた5年間は間違ってないと確信できたオリンピックでした。

本当にたくさんの応援ありがとうございました。無観客でのオリンピックとなり、とても残念な気持ちでしたが、いろいろな形でたくさんの方からの応援メッセージが届き、私たちに力をくれました! 最高のオリンピックでした。

 

◆大山真奈

本当に1次リーグ突破のために勝ちたかったですが、みんなで最後まで戦って5年間やってきたことに後悔はないです。胸を張って帰りたいと思います。

大会期間中、応援ありがとうございました。そして、この5年間たくさん応援していただき、本当に力をいただきました。家族や私たちを支えてくださったみなさまに、感謝の気持ちを伝えたいです。いっしょに戦ってきた選手のみなさん、本当にありがとうございました。まだまだ課題はありますが、もっともっと強くなってみなさんに強いおりひめジャパンを見せられるようにまたがんばっていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします。

 

◆佐々木春乃

ノルウェーは格上の相手で、自分たちの実力不足を痛感した試合になりました。ミスが続いた時間帯もありましたが、自分たちがこの5年間やってきたことが間違いではなかったということを証明するために、最後まで全員で点数を取りにいき、全員で守りにいったゲームになったと思います。

東京オリンピックで5試合戦いましたが、5試いっしょ緒に戦っていただき本当にありがとうございました。みなさんの応援やメッセージをいただいたことが、本当に力になりました。無観客試合でしたが、画面越しで応援してくださるファンの方々がいたからここまでがんばることができました。本当にありがとうございました。

 

◆永田しおり

今日勝ったら決勝トーナメントにいけるということで、全員で気持ちを1つにして戦いましたが、やっぱりノルウェーは強かったです。ですが、自分たちのプレーをしっかりすることができて、悔いなく戦うことができました。

無観客の大会でしたが、たくさんの方々から応援メッセージが届いたり、ボランティアや運営の方々もたくさん応援してくださり、みんなの声援をパワーに変えてコートで戦うことができました。本当に感謝しています。今回おりひめジャパンは、1次リーグ突破はできませんでしたが、今月末から日本リーグが始まります! そこでおりひめジャパンがまたがんばっているので、ぜひ観に来てください!

 

◆亀谷さくら

今日はおそらく同グループで最高のチームに対して最善を尽くしたと思います。自分たちのやり方でプレーし、 60分間戦うことができました。しかし、 ノルウェーはとてもいいチームだったことを認識しなければなりませんでした。

東京オリンピックでのご支援、本当にありがとうございました。

 

◆近藤万春

今までやってきたことをすべて出そうという思いで、全員でこの試合を迎えました。悔しい結果にはなりましたが、これまでの試合の中で一番と言っていいほど、気持ちを全面に出しチーム全員で戦えた試合だったと思っています。個人としては自分にできることを精いっぱいプレーできた60分間でした。

オリンピック期間、数え切れないほどの応援の言葉をいただき、それが私たちの原動力となったことは間違いありません。無観客ではありましたが、みなさんがどんな時間でも画面越しで試合を見て応援してくださったおかげで私たちは今日この日まで全力で戦うことができました。結果を残せなかったのはとても悔しいですが、それ以上に私は得たものがありました。こんな経験をさせてくださったことに感謝しています。本当に本当にたくさんの応援ありがとうございました!

 

◆藤井紫緒

日本らしいハンドボールができました。点差は開いてしまいましたが、みんなで最後まで戦うことができました。

今日までいっしょに戦ってくださりありがとうございました! みなさんがいたから私たちはここに立ち、立ち向かうことができました! 本当にありがとうございました。

 

◆石立真悠子

おりひめジャパンらしく、明るく前向きな試合ができたこと。力の差はありましたが、激しいDFや速いパスワークからの切れ込みで得点をあげるなど、日本のよさも存分に出た試合だったと思います。ただ、決勝トーナメントに進めなかったのは事実で、自分たちの弱さを受け止めて、さらなるレベルアップをしないといけないと思います。

たくさんの応援ありがとうございました! みなさんの応援やサポートなしには、ここまで来ることができませんでした。私の夢に、みなさんが少しずつ力を貸してくれて、想いを寄せてくれて、この夢は私だけの夢でなくみんなの夢なんだと感じていました。いつもいっしょに戦ってくれてありがとうございました! ハンドボール界にとってこれが始まりです。ようやく45年の重かった扉を開けたにすぎません。次のパリ・オリンピックに出るということ、東京2020の続きを、この夢の続きを見れるよう、ハンドボール界One Teamで、いっしょに戦っていきましょう!