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【彗星ジャパン】世界王者に大量失点で完敗


◆デンマーク 47(25-14、22-16)30 日本

【日本得点者】元木8点/部井久5点/笠原、吉野4点/渡部、水町3点/徳田(新)、土井、吉田1点

 

東京オリンピック初日(7月24日)、日本男子代表・彗星ジャパンは世界選手権2連覇中のデンマークと対戦しました。

日本は左サイドにキャプテンの土井、左バックに吉野、右バックに渡部、右サイドに元木、ポストに笠原、GKに岩下が入り、ここまでは1月の世界選手権と同じ布陣に。ベンチを外れた司令塔・東江の代わりに、センターには本来左バックの部井久を起用するという大胆なメンバー構成でデンマーク戦に臨みました。DFは6:0を採用し、左から土井、吉野、部井久、笠原、渡部、元木の並びに。

立ち上がりで流れに乗りたかった日本ですが、緊張からかミスを連発。対するデンマークはエースのM・ハンセンの連取などで一気にたたみかけ、開始からわずか5分で5-1としました。

日本はすぐにタイムアウトを使って立て直しを図りますが、悪い流れは続き、イージーなミスから失点を重ねます。

状況を打開しようと11分から7人攻撃を仕掛け、笠原のポストシュートにつなげますが、それも長くは続きません。

気がつけば失点が20を超え、前半終了時には14-25と、11点差をつけられました。

 

巻き返しを図りたい後半、日本は中央DFに成田、GKに坂井を起用して臨むと、2連取と好スタートを切りました。しかし、前半と同じくデンマークOFに対応できず失点が止まりません。ポスト、サイド、カットインと完全にDFを崩されて確率の高いところでシュートを打ち込まれ、さらに何度も仕掛けた7人攻撃では、ミスや得点後の相手のリスタートからたびたびエンプティ―ゴールを許しました。

試合終了のブザーが鳴った時は30-47(47失点はオリンピックにおける1試合の最多失点)。思わぬ大差をつけられました。

敗れはしたものの、1次リーグはまだ4試合残っています。休憩日を1日はさんで迎える次戦に向けて気持ちを切り替えられるか。

その2戦目の対戦相手、スウェーデンは初戦でバーレーンと戦い、32-31とあわや引き分けという内容でした。まだ本調子ではない印象でしたが、それでも日本にとっては強敵であることには変わりません。立ち上がりで流れを渡してしまうと、苦しい戦いをしいられるので、エンジンがかかり切る前に流れをつかみたいところ。

注目のスウェーデン戦は7月26日21:30スローオフです。

デンマーク戦のコメントはこちらから。