【女子1次リーグ】世界女王オランダが3連勝。スペインは競り勝ち2勝目
◆オランダ 37(17-15、20-13)28 アンゴラ
立ち上がりは互角の展開。そこからディスタンスシュートの精度がやや落ちるアンゴラが劣勢に。オランダの巧みなコンビネーションからの突破などで退場もかさむが、粘り強く追いかけ、前半は15-17と2点差で折り返す。しかし、後半は頭からDFを締め直したオランダがあっという間に主導権を握る。アンゴラはセンター・ギアロの個人技などで打開を図るが、次第にバックチェックなども遅くなり、28-37で3連敗。
◆スペイン 27(13-13、14-10)23 ブラジル
前半から主導権が激しく入れ替わり、一進一退の攻防が続いた。後半19分、21-20と1点リードのスペインは、ポスト・セサレオがDFで相手を止めようとして出した手が顔に当たってしまいレッドカード。ムードが悪くなりかけたが、42歳の大ベテランGKナバロが一変させた。ブラジル・アモリンの強烈なミドルシュートを2本連続ではじき返し、その後も好セーブを連発。守護神の活躍に後押しされたスペインは、カブラルらのゴールで逃げ切った。
◆韓国 27(12-11、15-13)24 日本
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【日本得点者】近藤7点/藤井5点/横嶋、佐々木、石立3点/原2点/大山1点
◆ノルウェー 35(13-13、22-10)23 モンテネグロ
GKネネジッチの好守で勢いに乗り、15分8-5と序盤はモンテネグロが優位に立つ。最後のシュートが決め切れず苦しんだノルウェーだが、レイスタ、ヤコブセンのゴールで前半終了時に13-13と追いつくと、後半は一気にギアチェンジ。センター・オフテダルのゲームメイクでモンテネグロDFを多彩に崩すとともに、後半10分からは約10分間無失点で20分には31-18と、モンテネグロを大きく突き放して3勝目をマークした。
◆ロシア・オリンピック委員会(ROC) 38(22-17、16-14)31 ハンガリー
前半4分、3-3の同点からボヴロウニコワのロングを皮切りに3連取したROCが、そのままヴャヒレワの巧みなゲームコントロールと前半はセドイキナ、後半はカリニナ両GKの好守で主導権をキープし続けた。ハンガリーも若手のルーカツ、ハフラ、クリュベルらが躍動感あふれるプレーを披露し、懸命に射程圏内で粘り続ける。後半17分過ぎ、ROCに退場者が出た絶好のチャンスに一気に差を詰め、最終局面に望みをつなぎたかったハンガリーだったが、サイドシュートやエンプティゴールを決め切れず、勝負は決した。
◆スウェーデン 28(16-17、12-11)28 フランス
前半中盤に激しいDFから速攻などでリードを奪ったのはフランス。一時は15-10と5点の差がついたものの、退場者が出ている間にスウェーデンが追い上げ、前半終了時には17-16とフランスのリードは1点に。後半もお互いに高い集中力で守り合う展開で、接戦のまま28-28でフランスが最終OFに臨む。ヌゼ・ミンコからポストのフォパへとボールが渡ってノータイム7mTに。しかし、フランス・ザアディのシュートをライドが見事にセーブして、熱戦は同点で幕を閉じた。